計算ミスは見直しでは防げない
「見直しをすれば計算ミスはなくなる」と考えて、テストのたびに見直しを声がけしているご家庭は多いと思います。ただ、入試の算数では、見直しに頼る作戦はほとんどうまくいきません。必要なのは、最初の一回で当てる計算力です。
見直しで防げない理由
- 入試の算数は、50分前後で20〜25問という学校が多く、1問にかけられるのは2分ほどです。見直しに時間を使えば、どこかの問題をあきらめることになります
- つるかめ算・速さ・図形など、答えにたどり着くまでに何度も計算します。試験全体では計算の回数は数百回になります
- 考え方が合っていても、1回まちがえれば不正解です
だから、発想を「見直しで拾う」から「一回で当てる」に変える必要があります。
一回で当てる計算力をつける
基準を高く置く
「計算はできている」と感じていても、入試で求められる水準はもっと高いところにあります。目安は、クラスや学年の中でいちばん速く、いちばん正確に解けるかどうかです。
整数のかけ算を暗算で当てる
ミスが多いのは、分数や小数より、文章題や図形の途中で出てくる整数の計算です。たとえば14×17は、14×10と14×7に分けて140+98=238。23×18は、23×20から23×2を引いて460−46=414。こうした計算が速く正確になると、頭に余裕が生まれ、条件の整理や図の読み取りに注意を回せます。
教材は一段前から
入試向けの計算問題集は、整数の計算がまだ不安定な子には難しすぎることがあります。まずは整数の四則だけを速く解くドリルから始め、安定してから入試向けに移ります。
ご家庭での進め方
- 整数の計算ドリルを1日1枚、時間を計って解き、かかった時間とまちがえた数を記録します
- まとまった時間はいりません。国語から社会に移る前など、勉強の切れ目の5分で十分です
- 1か月続けて、最初の週と4週目の記録を並べます。伸びが数字で見えると、本人の励みになります
速さがついてきたら、テストの見直しは自信のない問題だけに絞ります。これが本番でも通用する時間の使い方です。
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この記事は、noteに書いた記事をもとにまとめ直したものです。
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