吉祥女子 算数の入試対策
吉祥女子の算数は「習った技を、正しく、速く使えるか」を見る試験です。ひとつの大問に小問がたくさん並び、前の答えが次のヒントになっています。合格する人の平均点が高い入試なので、基本問題を一つ落とすだけでも苦しくなります。
一般入試の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 第1回 2027年2月1日(月)/第2回 2027年2月2日(火) |
| 算数 | 50分・100点 |
| ほかの科目 | 国語(50分・100点)、社会(35分・70点)、理科(35分・70点) |
| 募集人数 | 第1回 144名/第2回 90名 |
出願資格・日程・配点は年度で変わることがあります。必ず学校の募集要項で確認してください。
算数の出題傾向
試験は50分で、大問は6題です。第1回も第2回も、同じ形で出題されます。
大問1は、計算と、いろいろな分野の小問です。大問2からは、分野ごとの大問が続きます。いちばんの特徴は、ひとつの大問の中に小問が(1)から(5)くらいまで並ぶことです。前の小問で出した答えを、次の小問で使うつくりになっています。
よく出る分野は、次のとおりです。
- 平面図形:図形と比が定番です。2026年度の第1回では、図形を回転させたときの面積を求める問題が出ました。
- 速さ:毎年のように出ます。行ったり来たりする動きや、速さが変わる動きを、グラフ(ダイヤグラム)で整理する力が問われます。
- 割合:売買損益や濃さの問題などです。
- 規則性:数の並び方や、くり返しの問題です。
- 数の性質:倍数の個数や、わり算のあまりの問題です。2026年度は、上位クラスでしか習わないような、あまりの性質を使う問題が出ました。
- 立体図形:最後の大問に出ることが多い分野です。立体を切った面(断面)で考え、平面の図形に直して解く力が求められます。
- 条件の整理:表をつくって、前の結果を使いながら順に埋めていく問題です。
難しさは「基本問題が約6割、応用問題が約4割」という年が標準です。考え込むタイプの問題より、知っている技を正しく当てはめる問題が多いのが特徴です。技を知っていれば、短い時間で解ける問題がいくつも入っています。
一方で、6年生の後半や上位クラスでしか習わない技が出ることもあります。また、習った技を使う問題でも、少しひねってあるので、解き方の丸暗記だけでは通用しません。
学校が公表している合格者の算数の平均点は、例年7割台後半と高めです。ただし年によって差が大きく、2026年度は第1回・第2回とも平均点が大きく下がりました。やさしい年にも難しい年にも対応できる準備が必要です。
時間配分の目安は次のとおりです。
- はじめの10分ほど:大問1(計算と小問)。ここは全問正解をめざします。
- つぎの25分ほど:大問2〜4の前半の小問。1つの大問に8分くらいが目安です。
- つぎの12分ほど:大問5・6の取れる小問。全部解こうとせず、(1)(2)(3)を確実に取ります。
- 最後の3分ほど:見直し。まず大問1の計算を確かめます。
点を落としやすいところ
大問1での「うっかり」
合格者の平均点が高いので、計算や小問での1問のミスが、そのまま合否にひびきます。「簡単だから大丈夫」と急いで、写し間違いや計算ミスをしやすいところです。大問1は、検算までふくめて満点をとる場所だと考えてください。ふだんから、時間を計って計算と小問を解く練習が欠かせません。
前の小問の答えを使わない
吉祥女子の大問は、小問が階段のようにつながっています。(3)や(4)で手が止まったとき、多くの子は最初から考え直してしまいます。でも、答えのヒントはたいてい(1)や(2)の結果にあります。前の答えを見直さずに大問ごと捨ててしまうと、取れるはずの点を失います。
習っていない技と、ひねった問題
上位クラスでしか習わない技が出ると、「知らないから解けない」が起きます。図形の回転や、わり算のあまりの性質、行ったり来たりの速さのくり返しなどは、知っていれば一気に解けるタイプです。また、知っている技でも、問題の見た目が少し変わるだけで、どの技を使えばよいか分からなくなる子がいます。解き方を覚えるだけでなく、「なぜこの技を使うのか」を説明できるようにしておくことが大切です。
元八塾での進め方
- まず答案を見て、失点を「知らなかった」「時間が足りなかった」「読み違い・計算ミス」の3つに分けます。原因が分かれば、何から手をつければよいかがはっきりします。
- 大問1の形(計算と小問)を、時間を計って何度も練習します。基本問題を短い時間で、確実に解ける状態をつくります。
- 小問で手が止まったら、解答を見る前に(1)(2)の答えを書き出して見直す、という手順を習慣にします。前の答えを使って次へ進む力を、吉祥女子向けに集中して鍛えます。
- 図形の回転、ダイヤグラム、あまりの性質、立体の断面など、吉祥女子で出やすい技を早めに身につけます。
- 過去問は、第1回と第2回の両方に取り組みます。難しかった年とやさしかった年の両方を、50分で通して解きます。解いたあとは、どこで何点落としたかを一緒にふり返ります。
- 過去問で得点が安定しないうちは、新しい技を増やすより、大問1と各大問の前半を確実に取ることを優先します。安定してきたら、応用の技で上乗せをねらいます。
講師は、ena・四谷大塚・日能研で最上位クラスを担当してきました。
料金
| コース | 月謝(税込) |
|---|---|
| 中学受験算数(小学4〜6年生・1回60分・月4回) | 33,000円 |
オンライン指導は、入塾金・システム管理費がかかりません。秦野の教室での指導もできます。通常の指導枠は、12月開始分から受け付けています。
ご相談
初回のご相談は無料です。吉祥女子の過去問やテストの答案があれば、それをもとに「どこで点を落としているか」をお話しします。
メールでも受け付けています:[email protected]
本ページは吉祥女子中学校とは関係のない、元八塾の独自の分析です。