慶應中等部 算数の入試対策
慶應中等部の算数は、「解ける力」より「落とさない力」を見る試験です。問題の多くは、塾の4年生から6年生前半のテキストで習う基本と標準のレベルです。答えだけを書く形式なので、途中の考え方に点はつきません。1つのミスがそのまま合否にひびく、点の取り合いの入試です。
一般入試の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 一次試験 2027年2月3日(水)/二次試験 2月5日(金)(一次合格者のみ) |
| 算数 | 45分・100点 |
| ほかの科目 | 国語(45分・100点)、社会(25分・50点)、理科(25分・50点)。二次試験は体育と面接(保護者同席) |
| 募集人数 | 男子 約120名、女子 約50名(内部進学者の状況により多少変動あり) |
出願資格・日程・配点は年度で変わることがあります。必ず学校の募集要項で確認してください。
算数の出題傾向
試験は45分で、大問が9〜10題、小問は20問前後あります。1問にかけられる時間は2分ほどです。解答らんには答えだけを書きます。式や考え方を書く問題はありません。
- 計算問題:はじめに計算が出ます。ここは全員が取ってくる問題です。
- 各分野の小問:割合、速さ、図形、数の性質、場合の数など、全分野からまんべんなく出ます。
- 定番の技術を使う問題:たとえば「最小公倍数をひとまとまりとして考える」ような、知っていれば速く解ける技術がよく使われます。
- 生活の場面を使った問題:日常の感覚を題材にした設定が出ることもあります。
- 最後の大問(思考力):例年、最後の大問だけが難しめです。2026年度は、円をいくつも重ねたとき平面がいくつに分かれるかを求める問題でした。公式がなく、小さい場合から調べて決まりを見つける力が問われます。
難しさは、慶應の3つの中学校の中でもっとも基本寄りです。2026年度は、全体の約85%が基本〜標準の問題で、難しめの問題は約15%でした。合格者の平均点は公表されていません。ただ、問題の形と受験生のレベルから考えると、8割5分前後を取りたい試験です。
国語と算数で、300点のうち200点をしめます。算数の出来は、合否に大きく関わります。
時間配分の目安は次のとおりです。
- 0〜15分:計算と前半の小問を終える
- 15〜33分:中ほどの単元別の問題を終える
- 33〜43分:最後の大問に取り組む
- 43〜45分:印をつけた問題を見直す
点を落としやすいところ
答えだけなので、小さなミスがそのまま0点になる
途中の式に部分点はつきません。約分のし忘れ、単位の書き間違い、問題文の「何を求めるか」の読み違いが、すべて失点になります。この学校では、まわりの受験生も基本問題をほぼ落としません。ミスが2つあるだけで、合格ラインから外れることもあります。答えを書く前に、逆算で確かめるなど、検算を解き方の中に入れておくことが大切です。
「あまり出ない技術」を捨ててしまう
問題の多くは基本ですが、ときどき「知っていれば速いけれど、あまり見かけない技術」が混ざります。「めったに出ないから」と後回しにすると、本番でその1問に時間を取られます。すると、後ろの問題に回す時間が足りなくなります。習った技術は、少ないものもふくめて、ノートにまとめておきましょう。くり返し確認すると安心です。
前半で時間を使いすぎて、最後の大問にたどりつけない
最後の大問は、時間が残っている人だけが挑める問題です。前半の小問で迷ったり、1問にこだわったりすると、最後の大問を見ないまま終わってしまいます。詰まったら印をつけて、すぐ次へ進むこと。最後の大問は、(1)だけでも取ると決めておくこと。この2つを、ふだんの練習から決まりにしておきます。
元八塾での進め方
- まず、4年生から6年生前半のテキストの範囲を「見たらすぐ解ける」状態にします。単元ごとに穴を見つけて、1つずつつぶします。
- 過去問は45分を計って、本番と同じ形で解きます。答案を見て、失点を「知らなかった」「時間が足りなかった」「読み違い・計算ミス」の3つに分けます。どこを直せば点が上がるかを、お子さんと一緒に確かめます。
- ミスは、種類ごとに記録します。写し間違い、約分、単位、問われていることの読み違いなどです。種類ごとに「指でさして確かめる」「逆算で検算する」など、決まった動きをつけて習慣にします。
- 最後の大問の練習として、決まりを見つける問題を少しずつ解きます。「小さい場合で調べる → 増え方を見る → まとめる」の順番を身につけます。
- 過去問で7割5分に届かない間は、基本問題の正確さを優先します。8割を安定して超えてから、最後の大問とスピードに力を入れます。
- 2月1日・2日にほかの学校を受ける場合は、それぞれの学校に合わせて練習の中身を切りかえます。直前期は、新しいことを増やしすぎないように計画します。
講師は、ena・四谷大塚・日能研で最上位クラスを担当してきました。
料金
| コース | 月謝(税込) |
|---|---|
| 中学受験算数(小学4〜6年生・1回60分・月4回) | 33,000円 |
オンライン指導は、入塾金・システム管理費がかかりません。秦野の教室での指導もできます。通常の指導枠は、12月開始分から受け付けています。
ご相談
初回のご相談は無料です。慶應中等部の過去問やテストの答案があれば、それをもとに「どこで点を落としているか」をお話しします。
メールでも受け付けています:[email protected]
本ページは慶應義塾中等部とは関係のない、元八塾の独自の分析です。