元八塾秦野市|中学受験算数専門

慶應普通部 算数の入試対策

慶應普通部の算数は、「短い時間で、どの問題から解くかを決める力」が問われる試験です。問題の数が多く、難しい問題がどこに出てくるかは決まっていません。答えまでの考え方を答案に残しておく力も大切です。慶應の3校の中でも、算数の難しさがはっきり高い学校です。

一般入試の基本

項目内容
試験日2月1日(2026年度は2月1日(日)。午前に筆記試験、午後に面接試問・体育実技)
算数40分・100点
ほかの科目国語40分・100点/社会30分・100点/理科30分・100点(4科目とも100点)
募集人数男子 約180名(内部進学者数により変動)

出願資格・日程・配点は年度で変わることがあります。必ず学校の募集要項で確認してください。

算数の出題傾向

普通部の算数は、40分で大問9〜10題を解きます。ただ、1つの大問には小問が1〜2問しかありません。実際には「小問13〜14問を40分で解く試験」と考えてください。1問にかけられる時間は、2〜3分ほどです。

大問の構成と、よく出る分野は次のとおりです。

  • 大問1は、計算問題が2題(ふつうの計算と、□にあてはまる数を求める逆算)。毎年ほぼ同じ形です。
  • 立体図形と平面図形を合わせると、全体の約3割。いちばん多く出る分野です。立体はやや難しめの問題が出ます。
  • 場合の数がよく出ます。しかも、難しめの問題の割合が高く、合否を分けやすい分野です。
  • 文章題・速さは標準的に出ます。難しさはやや易しめです。
  • 数の性質(約数・倍数・素数で分けるなど)も出ます。
  • 規則性は、過去10年ほとんど出ていません。水の問題や点の移動もごくわずかです。

難しさについて。他の慶應の学校は「ミスをしない人が勝つ高得点の試験」と言われます。普通部はちがいます。学校が公表している算数の平均点は、受験者で5割前後、合格者でも6割に届かない年が多くあります。「6割取れなくても合格できる」試験です。

もう一つの特徴は、問題の並び順と難しさが関係ないことです。大問2が難しい年もあれば、最後の大問が易しい年もあります。前から順番に解いて、途中の難しい問題で時間を使いきる。これが、いちばん多い失敗のしかたです。

また、2題で構成された大問では、(1)は易しいことがほとんどです。一方で、他の学校なら(1)(2)と段階をふんでヒントを出すような内容を、ヒントなしの1問で出すこともあります。特に場合の数は、自分で解き方の方針を立てる必要があります。

ほかの学校の入試や算数オリンピックで出たような、あまり見かけない考え方を使う問題も、ときどき出ます。

時間配分の目安は次のとおりです。

  • 最初の1分:全部の問題をざっと見て、解く順番を決める
  • 次の7分ほど:計算2題と、すぐ解ける問題を確実に取る
  • 中盤の約24分:残りの易しい問題、次に勝負できる問題。1問3分をこえたら次へ
  • 最後の8分:あと回しにした問題と見直し。とても難しい問題は解かずに見送る

点を落としやすいところ

  • 前から順に解いて、時間が足りなくなる

    普通部では、難しい問題がどこにあるかわかりません。前から解いていくと、序盤の難しい問題で手が止まります。その結果、後ろにある易しい問題に手をつけられずに終わってしまいます。本当は取れた点を、時間切れで落とすのです。最初に全体を見て、「解き方がすぐ浮かぶ」「計算が少ない」「得意な分野」「2題構成の(1)」の問題から手をつける。この順番決めを、ふだんの練習から毎回くり返すことが大切です。

  • 場合の数で、方針が立たずに止まる

    場合の数は、普通部でいちばん差がつく分野です。ヒントになる小問がないので、「何から数えるか」「どう分けて数えるか」を自分で決めなければなりません。ここで迷うと、時間だけが過ぎていきます。また、書き出しの途中で数え落としや重なりが出て、答えがずれることもよくあります。どう分けて数えたかを答案に残しておくと、見直しのときにずれを見つけやすくなります。

  • 計算ミスと、読み返せない答案

    大問1の計算2題は、全員が取りたい問題です。ここでの1問のミスが、そのまま合否にひびきます。頭の中だけで解いて答えだけを書く。式がぐちゃぐちゃで、自分でも読み返せない。このような答案では、見直しのときにまちがいを見つけられません。「計算ミスをしただけ」で終わらせず、どこでまちがえやすいかを知っておくことが必要です。

元八塾での進め方

  • まず、過去問やテストの答案を見て、落とした点を「知らなかった」「時間が足りなかった」「読み違い・計算ミス」の3つに分けます。原因によって、やるべき練習がまったくちがうからです。
  • 過去問は、はじめから「好きな順番で解いてよい」形で取り組みます。最初の1分で全体を見て、解く順番を決める練習を毎回行い、1問2〜3分の時間の感覚を体に覚えさせます。
  • 場合の数と立体図形は、ヒントのない1問だけを解く練習を重ねます。他の学校の段階的な問題から、最後の1問だけを取り出して解くことで、自分で方針を立てる力をつけます。
  • 式と考え方を、読み返して伝わる形で書く練習をします。図・式・答えをどこに書くかを決めておくと、見直しもしやすくなります。
  • 大問1と同じ形の計算(ふつうの計算と逆算)を、毎日2題ずつ続けます。まちがえた型(写しまちがい・約分・逆算の順番など)を記録し、まちがえやすいところだけ解く速さを落とします。
  • 本番近くには、40分通しの練習を週に2回ほど行います。とても難しい問題を見送って、取れる問題を確実に取る。この経験を積み、「6割取れなくても勝てる」という感覚を持って本番にのぞめるようにします。

講師は、ena・四谷大塚・日能研で最上位クラスを担当してきました。

料金

コース月謝(税込)
中学受験算数(小学4〜6年生・1回60分・月4回)33,000円

オンライン指導は、入塾金・システム管理費がかかりません。秦野の教室での指導もできます。通常の指導枠は、12月開始分から受け付けています。

算数の志望校対策(一般入試)

ご相談

初回のご相談は無料です。慶應普通部の過去問やテストの答案があれば、それをもとに「どこで点を落としているか」をお話しします。

LINEで相談する

メールでも受け付けています:[email protected]

本ページは慶應義塾普通部とは関係のない、元八塾の独自の分析です。

LINEで相談する